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ようやく小山町も暖かくなってきましたが、風が強い日や 陽がおちてからはまだまだ寒い日もあります。
前回 ブログに載せたNDロードスターですが 納車後の慣らしも無事終わり、しばらくは問題なかったのですが サーキット練習走行中に2速3速が入らない、 というトラブルが起き 急遽入庫。
ミッションやクラッチ 色んな要因を考え 下回りの点検をすると、クラッチレリーズシリンダーの辺りに少量の液垂れを発見。
少量ですが ブレーキフルードが漏れていたため クラッチが切りきれなくなっていたようです。
この辺りは前回の作業では触っていないところなので 運悪く漏れてしまったか、劣化によるものか不明ですが 部品交換していきます。
NDでは クラッチのレリーズシリンダーとマスターシリンダーのオーバーホールキットが出ないので、Assyで新品に交換します。
レリーズシリンダーは難なく交換できましたが(画像撮り忘れ)マスターシリンダーのほうは大変でした
まず ブレーキペダルを外さないといけません。 これはそんなに大変ではないです。
整備書では マスターシリンダー単体で外れるような説明になってるのですが、(ツメを押して外す)全然外れません
結局クラッチペダルごと外してから交換しましたが、こちらが正しいのではないかと思います。
それと クラッチペダルを外す際に気付いたのですが、ブラケット下側のナットに 四角い鉄板にゴムラバーが付いたもの が共締めで取り付けられていました。
これは クラッチペダルを踏んだ時のストロークを短くする クラッチストッパー でした。
ペダルを奥まで踏みこまなくても クラッチが切れた時点で素早くシフトチェンジできる、といったパーツなのですが
デメリットは クラッチが切りきれなくなる ことです。
奥まで踏まずにシフトチェンジできるのだから 当然ですが、今回のような走行中のトラブルには対処しにくくなってしまいます。
前の持ち主さんがつけていたのか 現オーナーさんも装着されていることを知らなかったようで、もし気付かずにそのままクラッチのエアー抜きなんかやってしまったら トラブルに繋がりかねません。
クラッチが切れて繋がるまでが短くなり 素早いシフトチェンジが可能になることで、サーキット走行等には有効に働く部品かもしれませんが
後付の部品ですと メリット、デメリットを理解したうえで装着されるとよろしいかと思います。