アナログコンプレッション測定

2022/02/01

エンジンがかからなくなってしまった と連絡があり 運ばれてきたSE3P(RX-8)ですが、まずはプラグのかぶりを予想して 空クランキング、プラグの交換等やってみましたがエンジンはかからず...

エイトは一度かぶるとなかなかエンジンがかからないのでただでさえ厄介なんですが

なんだかクランキング時のエンジンの音がおかしい。

もしや と思いコンプレッション測定をしてみたところ

 

フロント2室の圧縮が無いことが判明 エンジンブローが確定してしまいました。

アペックスシールが1本欠けてしまった場合は、隣り合う2室の圧縮が無くなってしまいます。

リア側の圧縮は3室ともに出てはいますが高い圧縮があるとは言い難いようです。

今回使用したコンプレッション測定器はこちら

中はこんな感じの 昭和54年生まれのアナログ測定器になっております。

もちろんデジタル測定器も常備してますが、エンジンブローを疑うときなどは アナログのほうが顕著に出てくれるのでこちらで測定したりします。

デジタル測定器だと回転数も自動で補正してくれますが、こちらは図のように自分で補正し計算するもので ちょっとめんどくさくはあります。

これで計算すると 今回のエイトですが、リアの一番高いところでも6.4ぐらいでしょうか、全体的に圧縮低下傾向ではあったようです。

ロータリー車にはいつかは来るエンジンオーバーホールかと思いますが、大事に長く乗れるようなエンジンを造れるよう日々精進してまいります。