FD3S ブレーキキャリパー

2021/11/12

FD3S Rr.キャリパー分解時の画像です。

こちらの車両は、あまり乗らない ということもあり、Rr.ブレーキの引きずりを長期間放置してしまったがために、サビが侵食しピストンが固着して全く動かなくなっていました。

 

ラスペネで潤滑させてなんとか回して外れましたが

ピストン上部が腐食していて再使用できる状態ではありませんでした。

しかしマツダでは、ピストン単体での部品設定がないので キャリパーAssyでの購入となってしまいます。

今回はキャリパー本体も Oリング溝までサビが侵食していて使えなかったので、そのまま新品交換となります。

新品のキャリパーですが、ユーザー様ご希望により粉体塗装を施工することになりました。

 

新品で組み込まれているピストンやOリングも全て分解し、洗浄、マスキング、足付け と施してから粉体塗装をしていきます。

粉体塗装完了です。

ブレーキの固着は 乗車中ずっとブレーキをかけっぱなしで引きずってる状態なので、足回り全体がものすごい高温になり、アームブッシュ類の損傷にもつながってしまいます。

あまり乗らない車両でも 手遅れになってしまい出費がかさむ前に、定期的な点検 早めの交換をオススメしたいです。